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紙ノ和PROJECTとは

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かつて日本の暮らしの中で、和紙はごく当たり前の存在でした。

薄くても丈夫で、光をやわらかく通し、どこか温かみのある素材。

障子や襖、提灯や傘、紙幣や証書など、
和紙は生活のあらゆる場面で使われてきました。
近年では、和紙の吸水性・通気性・風合いが改めて評価され、

アクセサリーや小物、衣類の繊維など、
現代の暮らしにも新たな形で取り入れられています。
ですが、職人の作る伝統的な和紙は存続の危機を迎えています。

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和紙を取り巻く現状

長い年月を経ても美しさを保つ和紙ですが、
その文化と技を支える現場は、今、大きな転換点にあります。職人の高齢化、後継者不足、需要の減少。
多くの手漉き和紙産地が存続の危機に直面し、
中には、わずか一軒だけ残る地域もあります。
さらに、原材料の楮(こうぞ)の生産者も減少。
2018年時点での調査では、その約78%を海外から輸入しており、
現在ではさらに依存度が高まっていると見られます。
和紙は今も美しい。
しかし、その背景には、静かに進行する危機があります。

「紙をつくるだけではもう食べていけない」——
それが、多くの職人たちが直面している現実です。

ORITOが見た、和紙のいま

和紙を素材に、折りや灯りの作品を制作してきたアーティスト ORITO 品田美里は、
産地を訪ねる中で、この現状を目の当たりにしました。
時代の流れとともに、
長い年月をかけて受け継がれてきた紙の文化が、
ゆっくりと失われていく。しかし同時に、そこには確かな技と、
静かに灯り続ける職人たちの手仕事がありました。
「今ならまだ間に合う。
この技を、想いを、未来につなげたい。」
そんな想いから生まれたのが——
紙ノ和PROJECTです。

コンテンツ
紙ノ和PROJECT オンラインサロン

紙ノ和PROJECTは、教育・記録・販売・交流といった複数の軸を持ち、
和紙に関わる人々がつながり、学び、行動できる「場」として機能していきます。
折りとデザインのオンライン講座の充実や、和紙職人・作家が安心して活動できる土台づくり、
新しい需要を生み出す共創にも取り組みます。
和紙を「守る」だけでなく、和紙を「育てる」未来を仲間とともに築いていきたい。
オンライン上で誰もが和紙に触れ、知り、楽しみ、そして未来へとつなげる「学び・つながり・支える」仕組みをつくっていきます。
和紙が好きで、もっと和紙のことが知りたい、支えたいと思う人が気軽に参加できるオンラインコミュニティです。

オンラインコミュニティ

和紙の産地や原料などの基本情報から、和紙のポテンシャル、用途、和紙職人によってもさまざまな和紙があることなど、分かりやすく解説していきます。

<ご覧いただけるコンテンツの一例>

和紙産地と職人の今を伝えるドキュメンタリー映像
和紙と共に生きる職人・アーティストとの対談シリーズ
品田美里の和紙産地をめぐる紀行

オンライン講座

誰もが自分のペースで和紙に触れられるよう、体系的なオンライン講座を整備します。

・スポット料金制でより専門的な講座も受講可能
・初級・中級を中心に30講座以上(うち10講座は教員向け)を予定していますが、今後さらに拡充していきます

初級コース:和紙に触れる楽しさを知り、簡単な作品作りを体験
中級コース:より専門的な折り方や活用法を学び、創作の幅を広げる
教員向けコース:教育現場で子どもたちが和紙を学べるよう、授業で使える内容を提供

教材として“和紙キット”を事前にお届けしますので、自宅にいながら「本物の和紙体験」が可能です。
特に子どもにとっては、「欲しいものを買う」ではなく「自分で作る」体験が、達成感や自信を育てる貴重な学びになります。子どもたちが「ものづくりの喜び」や「感性を育む体験」に触れられる場にもなります。スマホやゲームの画面だけでは得られない「本物の素材に触れる時間」を通じて、集中力や想像力を伸ばすきっかけを届けます。

和紙販売 オンラインショップ

和紙職人の手漉き紙を厳選し販売する、会員限定の和紙のオンラインショップを開設します。小売販売が苦手な職人さんを支えるインフラに、私たちがなりたいと思っています。

また、和紙を手軽に購入できる環境整備を通じて、教育現場や現代的な作品ジャンルなど、これまでにない和紙の使い道を広げていきます。この仕組みによって、和紙が好きな人・和紙についてもっと知りたい人と和紙職人の間に新たな橋を架け、持続可能な文化循環を実現します。また、親世代が子どもに和紙を伝えることで「家庭での学び」と「未来への文化継承」を同時に叶える仕組みも目指します。

プラン

BASIC PLAN
紙ノ和PROJECT ベーシックプラン
月額 550円(税込)

  • 会員価格でオンラインショップを利用可能
  • オンラインコミュニティ利用可能
  • オンライン講座閲覧可能
月額料金
月額料金は税込で550円となります。
有効期間は決済日から翌月の前日までの1ヶ月で、次回決済を停止しない場合は自動で更新されます。
(例)初回の決済が 7月1日 の場合は 7月31日 までご利用可能で、8月1日 に自動で更新されます。
決済方法
クレジットカード
​※紙ノ和PROJECT入会にてお支払い頂く会費は、当月分をご利用時に徴収する前払い制となります

申込手順

step 01

​会員登録

登録ボタンをクリックして紙ノ和PROJECTに入会するための会員情報の登録をしよう

step 02

​ご決済

決済情報を登録しよう。決済はクレジットカードとなります。登録後は毎月開始日に自動で決済となります。

step 03

​アプリのダウンロード

紙ノ和PROJECTは「FANTS」アプリ内にて運営されています。FANTSアプリのダウンロードをお願いします。 ​※PCでの閲覧も可能です

step 04

​ログイン

ログインすると紙ノ和PROJECTに参加することができます。今までにない空間でのつながりを楽しんでください。

お申し込み

紙ノ和PROJECTへの参加は、下記のボタンよりご入会ください。
皆様のご参加お待ちしております。

プロフィール

ORITO 品田 美里 Misato Shinada

札幌出身・在住
北海道で降る雪からインスピレーションを受けて、2013年より独学で紙を折りはじめる。
2016年よりホテルや銀行の特注照明シェードのデザイン制作をはじめる。

2017年から住宅用照明シェードのデザインやアート作品の制作など、活動の幅を広げている。
2017年12月、屋号をORITO (「折る人」という造語)に改める。

2019年より国立大学法人 北海道教育大学 非常勤講師

屋号「折りとデザイン(ORITO.design)」に込めた意味
「ORITO」という名は「紙を折る人」という意味の造語です。
もとは和紙の作品制作そのものの過程としての意味合いでしたが、
和紙文化継承の活動にも取り組むなかで、紙を『折り』、人と文化を『織り』、
和紙の『理(おり/り)』を現代に継承する、そんな意味合いに変化していきました。